前回記事〈真夏の17END: 飛行機の着陸シーンを見てきた! 行く前に知りたいポイント&注意点〉では、17ENDの簡単な概要や、行く前に知っておきたいポイント、現地の様子を中心にお届けしました。
今回はその続きとなる【撮影編】。実際に着陸機を撮ってみて、初めて気づいたことや、「こうすればよかった! 」反省から、より納得のいく1枚を撮るためのヒントをまとめました。なお、ここではミラーレスや一眼レフでの撮影を前提としていますが、スマホ撮影に応用できる要素も多いので、ぜひご参考にしてみてください🐵
17END
〒906-0507 沖縄県宮古島市伊良部佐和田

今回は【撮影編】だから、17ENDの概要などはすっ飛ばしているよ。
気になる方は、ぜひ以下の記事も読んでみてね😊
▲真夏の17ENDで着陸シーンを楽しむためのポイントをまとめました!
▲初めて訪れた日は着陸シーンなし。のんびりサンセットを楽しんだよ。ファーストインプレッション。
飛行機より、まずは〝風景〟を意識しよう

17ENDで飛行機撮影をする最大の魅力は、飛行機そのもの以上に、宮古島らしい風景の中に飛行機が降りてくる、その瞬間にありますよね。
青く透きとおる海、どこまでも広がる空、一直線に伸びる誘導灯。そんな17ENDならではの景色があるからこそ、〝ここでしか撮れない1枚〟を求めて訪れる方も多いのではないでしょうか😌🤍
でも、いざカメラを構えると、つい飛行機ばかりに意識が向いてしまって、気づけば構図が上へずれてしまったり、肝心の海や誘導灯がフレームアウトしていた…、なんてことが起こります。

わたし自身、あとから写真を見返してみると、どこで撮ったのか分からないような、17ENDらしさが全く活かせていない写真をいくつも撮ってしまって、かなり反省しました。

わかるよー! それなら他の空港の近くでも撮れそうだもんね💦

この場所の魅力を写真で伝えるには、〝風景そのものが主役になるような構図〟のなかに、飛行機を迎え入れるようにシャッターを切ることが大事なのかなと感じました。

飛行機を追いすぎないこと、風景の画角をギリギリまで死守すること。が大切…と✏️
構図に少し余白を持たせておくことや、「この景色の中に飛行機を迎え入れるんだ! 」「海や誘導灯をギリギリまでフレームに残すぞ! 」といった意識を撮影前からしっかり持っておくことで、17ENDらしい写真が残せる確率は、ぐっと高くなるかなと思います。

頭では分かってても、慣れてないと、動くものってつい追っちゃうんだよねー💧
宮古島っぽさを活かすなら〝やや広角〟撮影が◎


上の写真は、ギリOK写真にはしているものの、かなりの後悔が詰まってるんだ…😞
それじゃ、後悔ポイントを整理してみるよ。

着陸機が近づくと、「遠くからでも飛行機を大きく写したい! 」と、ついついズームして追いたくなりますよね。わたしは今回、それで見事にやらかしてしまいました…。
もちろん、乗り物撮影に慣れていて、飛行機の動きに合わせて滑らかにズームアウトできる腕があれば問題ありませんが、特に初心者さんは、まずは海や誘導灯など、17ENDらしい風景をしっかりフレームに収めることを最優先しましょう! 飛行機が近づくのをじっと待って、ちょうど良いところで連写するだけでも、かなり違ってくるかなと思います。

着陸シーンは本当に一瞬で、わたしのときは、飛行機が見えてから頭上を通過するまで10秒ほどでした。早めにズームしすぎると、いざという場面で【景色を確保しながらズームアウトして飛行機を追う】という高度な動きが必要になり、正直、慣れていないとかなり難しいです。

さらに私の場合は、後述する〝連写が効かない〟トラブルまで重なってしまい、テンパったままズーム状態で飛行機を追い続けることに…。結果、海も誘導灯もすっかりフレームアウトし、飛行機だけがドーンと写った「17ENDで撮る意味ある? 」写真を連発してしまいました(単にわたしがテンパリすぎ、下手なだけ説あり…😞)

そんな反省から、2日目は最初から最後まで24mmのままで撮影してみたところ、風景がしっかり写り込み、大きな失敗もぐんと減りました。
「飛行機が小さすぎるとちょっと物足りないけど、風景もちゃんと写したい! 」という方は、フルサイズカメラなら24〜30mm、場合によっては40mmあたりの標準〜やや広角寄りの焦点距離を目安にしてみても良いかもしれません。

もちろん、思いっきり広角で撮影してもいいし、これはあくまで目安だから、撮影に慣れている方は、自分のスタイルを大切にしてね🐥
▲飛行機撮影というと、望遠レンズの印象が強いですが、景色ありきの撮影では標準的なレンズで問題なしです📷
▲これは旅行用に万能でいいよなぁー…
▲素敵な航空写真家さんの中でも、ルーク・オザワさんはまさにパイオニア!!!
〝どのアングルで撮るか〟事前にイメージしておこう

その場の雰囲気やひらめきで撮影ポジションを決めるのも楽しいですが、特に初めて行く場所や、絶対に失敗したくない撮影では、事前に〝どんな構図で撮るか〟をある程度イメージしておくと安心感が違うかなと思います。
わたしは当日ノープランで現地に行って、その場の雰囲気や直感で構図を決めたのですが、あとから「もっといろんな構図パターンを知っておけばよかったな…😇」と少し後悔しました。
現地の肌感覚が大事なのはもちろんですが、自分の中の引き出しには限りがあります。事前にSNSやGoogle画像検索、本などでいろんな写真に触れておくと、当日の選択肢がぐっと広がります。
それから、〝どの方向から、どのくらいの角度で誘導灯を入れるか〟〝空と海とのバランスをどう取るか〟など、飛行機が来る前に仮撮影して構図を固めておくと安心です。
斜めアングルは〝距離感と角度〟がポイント

わたしの失敗談をまたひとつ。着陸シーンは2日間撮影したのですが、1日目は「誘導灯を斜めに入れた構図で撮りたい! 」と思い、誘導灯の手前側にポジショニングしました。飛行機もある程度大きく写したかったので、そこそこ誘導灯に近い位置から斜めアングルで狙ってみたのですが…。
肉眼で見る分には迫力もあって良かったものの、写真で見ると誘導灯の角度が急すぎて、画としてのバランスがいまひとつになってしまいました😢 思った以上に〝角度〟が写真の印象を左右するなと感じて、「もっと誘導灯から離れて、角度が緩やかになる位置から撮っていればな…。」と、強めに後悔しました。
斜め構図を狙うなら、誘導灯から近いか遠いかよりも、まず誘導灯の〝角度〟が理想的に見える距離感を優先するのがポイントかなと思います。

誘導灯を斜めに入れるなら、より細部の角度にまで気を配るってことかぁー。なるほど。
迫力重視なら、誘導灯真正面もおすすめ!
着陸機の迫力を間近で感じたいなら、誘導灯〈真正面〉のポジションもおすすめです。実際、2日目に挑戦してみたのですが、飛行機が自分に向かって降りてくるような迫力と臨場感があって、唯一無二の、とってもワクワクする体験になりました😝

1日目・2日目の行動スケジュールについては、《こちらの前回記事》を参考にしてみてね。
ただ、この位置からだと、誘導灯を斜めに伸ばして写すような構図は作れないので、わかりやすく王道っぽい写真を狙うなら、〈奥〉か〈手前〉からの撮影が良さそうです。ただ、写真云々を抜きにするなら、個人的には着陸シーンを〈真正面〉から見るのはかなりおすすめしたいです🐵
誘導灯を活かした王道カットを狙うなら奥側から
広告や旅行パンフレットで見かけるような〝17ENDっぽい写真〟を狙うなら、誘導灯を通り過ぎて〈奥〉側から狙うのが良さそうです。よく見る王道構図の多くは、奥側から撮影している印象でした。
実際訪れたときにも、〈奥〉側に低い三脚を立てて、下から煽るように撮っている方を見かけました。そのアングルもきっと、迫力ある素敵な1枚が撮れるのかもしれません。次の機会があれば、私もぜひ〈奥〉側からの撮影に挑戦してみたいなぁと思う次第です😋
いくら便利でも〝使い慣れていない機能〟に手を出さない

またしても、わたしの大大大大失敗談なのですが…(失敗しすぎ…💧)、今回、いつもは使っていなかった《撮影設定の保存機能》を、ふと思いつきで使ってみたところ、見事にやらかしました。

あー。ダイヤルで呼び出せる便利な機能だよね。
わたしのカメラでは、そのモードで撮影した場合、電源を切ると連写設定がリセットされてしまう仕様だったようで、本番で連写できないという、最悪の事態に見舞われました。

いつもはその場で決めて操作してたから、使ってなかったんだよね💧
そもそも、使い慣れていない機能を本番でいきなり使うのが間違いで、初めての状況や慣れない環境の中では、〝いつも通り〟が何より大切だと実感しました。
初心者こそ〝連写〟と〝動画〟で安心を手に入れよう

動きのある被写体を、数枚の単写で決められるプロのような腕前があれば別ですが、わたしのようなビビりや初心者の方には、連写モードが心強い味方になります。
また、もし同行者がいれば、動画も撮っておくと◎。思い出として後から振り返るのも楽しいですし、Raw現像に強いこだわりがなければ、静止画として切り出して使うこともできます。

「確実に残したい! 」「絶対にミスしたくない! 」というときほど、記録を残す手段をいくつか持っておくと安心につながると感じました。
RBNTOの設定メモ: シャッタースピード・F値・焦点距離

今回撮影した設定をメモがわりに残しておきます。もちろん、設定に正解・不正解はなく人それぞれですが、ご参考程度に☺️
本記事に掲載している写真は、意図的にノイズを加えて解像感を落とす処理をしているだけなので、実際の撮影データはつるんとしています。
撮影設定によってノイズが強く出ているわけではないので、ご安心ください👻
- シャッタースピード: 1/1600秒
- 着陸直前の飛行機はそこまで速くないので、広角であればもう少し遅くても大丈夫そう。とはいえ、ISOを保てるなら、速めのほうが安心感はある。
- F値: F10〜F11
- 誘導灯や背景全体にしっかり奥までピントを合わせたかったので、F10以上に設定。
- 景色も主役となる場面では、回折現象[ =F値を上げすぎることで、逆に解像度の低下を招くこと]が起こらない程度にF値を上げると◎。
- 撮りたい画や好みにもよるため一概には言えないものの、一般的な飛行機撮影では、F8以上が推奨される。
- 焦点距離: 24mm
- 一部トリミングしている写真もあるため、見た目の印象としては30mm前後に近いかも。
- 失敗した写真は73mmで撮影、頭上を通過する飛行機が画角に収まらないという悲劇に😞
▲航空写真家さんが17ENDで[1/1000s, F8, 15mm]で撮影した写真も掲載されています✏️ 〈Amazon Kindle Unlimited〉対象なので、初めての方なら無料、もしくはお得なプランで試し読みできます😊

以上、17ENDでの飛行機撮影について、たくさんの反省とともに振り返ってみました。
本音を言うと、タイトルは〝失敗と反省と後悔〟にしたいくらい、自分としては思うようにいかないことが多い結果でした。それでも、飛行機好きとしては夢だった場所で、着陸シーンを目の前で見られたことが本当に嬉しくて、最高に感動しました。
ひとつ驚いたのは、着陸のタイミングで来ている人の中にも、ビーチだけを見て誘導灯まで来ない方が多かったこと。「飛行機目的じゃない人も案外いるんだなー。」と思ったのも印象に残っています。

みんながみんな、RBNTOみたいに熱狂的とも限らないしねー。
今回の内容は、これから行かれる皆さまが、少しでも気持ち良く撮影できたらなぁーという思いも込めて、ありのままを余すことなく掲載してみました。
ただ、これが正解、これはダメ! というのは何ひとつないので、「こうすればうまく撮れるよ! 」というよりも、「そういえば、あいつこんなん言ってたなー😇」くらいの感じで、〝自分ならどう撮るか〟を考えるヒントにでもなれば、これ以上嬉しいことはありません。
17ENDでの飛行機撮影が、最高に楽しい特別な時間になりますように💫

こんなマニアックな記事を最後まで読んでくれた、そこのあなた…!
ほんとにほんとに嬉しいなー。ありがとー😊



