宮古島 下地島空港の滑走路末端: 17ENDは空と海の良いとこどり絶景スポット!

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〈17END〉とは…? -「宮古島の絶景スポットだよ。」と言ってしまえばそれまで、実にもったいない話なのです。

その透明度の高さから、宮古ブルーがひと際美しい〈17ENDビーチ〉は〝楽園〟と称されるほどですが、その魅力は海だけにとどまりません。絶景ビーチに加え〝下地島空港の滑走路末端〟という絶好のロケーション、つまりは青い空と海をバックに飛行機の離着陸をも間近に望めます。

さらには宮古島屈指の夕日スポットとしても知られ、まさに〝空と海の絶景いいとこ取り〟が叶う17ENDの魅力を掘り下げていきましょう。

17END

〒906-0507 沖縄県宮古島市伊良部佐和田

17ENDって何…?

「17ENDってすごく良いらしいよ! 」と聞いたところで、それが地名なのか何なのか馴染みのない名前に「それ何? 」と思う方も多いのではないでしょうか。

17ENDとは、簡単に言ってしまえば〝下地島空港の滑走路の末端(北端)〟を指します。航空用語で、〈滑走路の末端 = Runway End〉と呼ぶことに由来する名前だそうです。

正しい読み方は〈ワンセブン エンド〉ですが、最近では〈じゅうなな えんど〉と呼ばれることも多く、わたしもこの記事を書きながら脳内では〈じゅうなな えんど〉呼びになっています☺️

下地島空港の滑走路がすぐそこに…

それから、 17 という数字は、下地島空港の滑走路の方角を示す〈滑走路番号〉のことで、世界的ルールに基づいて付けられています。

滑走路番号とは
〝飛行機がこれから着陸する方角〟を数字に置き換えて滑走路にも記しています。つまり「この滑走路に入れば、この方角に着陸するんだな! 」とわかるようになっています。
極端な話、滑走路に「南南東に着陸するよ」とか「この滑走路は北北西に向いてます」などと書かれているようなもので、世界共通のルールとしてすべての滑走路に〝数字〟が記されています。
滑走路番号には、 01〜36 の数字が割り当てられます。真北は 0度 = 360度だから 36 、時計回りに東が 09(90度)、南は 18(180度)、西は 27(270度)となります。

この要領で考えると…、17 は「真南の 18 よりはちょっと東なんですけど…」という方向になりますね。

引き潮のときだけ現れる! 幻の17ENDビーチ

▲最北端の誘導灯のある場所まで10分ほどてくてく歩きます

わたし自身少しごっちゃになっていたのですが、17ENDに続く道の脇にあるビーチを〈17ENDビーチ〉と呼ぶそうです。下地島空港の埋め立てによって人工的にできあがったビーチなので、もともと〇〇ビーチといった名前が付いていないというのも納得。

17ENDビーチは引き潮のときだけ真っ白な砂浜が現れることから、〝幻のビーチ〟とも呼ばれています。

きらきら透き通る宮古ブルーの海に、白浜があわさる光景はまさに〝楽園〟と称されるほど。その透明度の高さは宮古島でも群を抜いているとか。特定の時間にしか現れないビーチというのも、幻想的で惹きつけられます。

干潮・満潮の時刻は気象庁の公式サイトから調べることができます。楽園のような白浜ビーチを拝みたい方はぜひ時間を調べてから訪れてみましょう。

参考までに…、気象庁発表の満潮時刻から15分後のビーチはこんな感じ

ちなみに私の場合…、砂浜も少しオレンジ色がかった日没前に訪れましたが、その美しさは健在でした。気象庁の公式サイトによると、ほぼ満潮時刻との記載でしたが、砂浜で遊んだり撮影を楽しむ人たちもちらほら。(流石に泳いでいる人はいなかった…! )

17ENDビーチを利用する際の注意点

ここで、17ENDビーチでのアクティビティに対する注意点をざっと挙げてみましょう!

  1. 砂浜に降りるための階段などがない → テトラポットをつたって降りる必要がある(サンダルで降りたり、小さなお子様は少し危ないかも…⁈)
  2. 公認海水浴場ではないのでライフセーバーや監視員がいない → 完全自己責任となるので基本誰も守ってくれない
  3. 潮の満ち引きを気にせず長時間遊ぶ → ビーチが狭くなる恐れあり
  4. シャワーやお手洗いなどの設備が一切ない → 一番近いトイレは〈通り池〉の駐車場に! (たまたまここに寄ってから来たので不自由しなくてすんだよ)
  5. 日差しを遮るものがない → 対策を怠ると熱中症になったり、とんでもなく日焼けする恐れもあり
  6. 売店などがない → 食べ物や飲み物は持参する必要あり(たまにキッチンカーが来る日もあるとかないとか)

4、5、6については、ビーチを利用するしないに関わらず共通する注意点かなと思います。個人的にはトイレがないことが最大の注意点に感じます。

飛行機の発着時間を調べておこう

17ENDビーチを横目にのんびり足を進めていると、後方から飛行機の離陸音が!!!! 慌ててカメラを構えてスカイマーク便の機体を写真におさめることができました! これは予期していないたまたまの出来事だったのでめちゃくちゃ嬉しかったです!!!!(事前に確認しておくべき😇)

どちらかというと、着陸時のほうが飛行機をより低い位置で大きく、さらには青空と海をバック入れた画角に収められることで人気ですが、実際は離陸も十分な迫力でした。

もし次回があるのなら、着陸時にほぼ正面からやってくる飛行機の勇姿を収めたい…!!

あっという間に高度を上げて飛び立ってゆく…

下地島空港発着便の数は少ないため、事前に本日のフライト|みやこ下地島空港ターミナルから定期便の発着時刻を調べておくことをお忘れなく。また、飛行機の遅れ、逆に到着時刻が早まることなども想定しながら、ある程度余裕を持って訪れましょう! (自分宛)

風向きなど天候や諸条件によっては、反対側の滑走路〝35エンド(RWY 35)〟から発着する場合もあるとか…😣


どうやら写真に収めた機体が最終便だったようで、その後は飛行機に出会えず…。タイミングが合えば、訓練機のタッチ&ゴーを間近に見られる場所というのも貴重ですね。

-参考: 下地島空港 訓練情報@5network|X(Twitter)

宮古ブルーの海に伸びる誘導灯橋がかっこ良い

17ENDの見どころのひとつに、下地島空港の〝誘導灯〟の存在があります。沖に向かって真っ直ぐに伸びる誘導灯橋はとにかくかっこ良い!! これに尽きる。特に間近に望むその良さは格別で、夕暮れとも相まって哀愁すら感じます。

誘導灯橋の直線上には下地島空港の滑走路がすぐそこに見えます。この柵の上を飛行機が通り過ぎるのかと思うと…この距離感は諦めきれないのでやっぱり次回が欲しい!!!😫

位置関係でいうと…、右手に誘導灯があり、飛行機は左手にある柵を越えて滑走路に降り立ちます

宮古島屈指の夕日スポットでサンセットが見たい!

宮古島でも指折りの夕日スポットとして名高い17END。そして今回のお目当てはサンセット。誘導等のある場所が下地島最北端となると、自然と17ENDビーチが西側だとわかります。

目の前に遮るものもなく宮古ブルーの海と水平線が広がるロケーション、夕日の素晴らしさはもう語るまでもなく。なので、ここからはビーチの雰囲気をシェアできたらと思います。

日没時刻が近づくにつれ、徐々に人の入りが増えます。ですが、ビーチに沿って続く道は直線距離も長いため、人が増えたからといって密集してしまう心配はなさそうです。

ロマンチックな雰囲気もあるのでカップルばかりかと思いきや、ファミリーや女子グループ、一人で訪れている人も思いの外たくさんいます。

夕暮れ時は各々が物思いに耽っている感じもあり、全体的に静かで自由、とても落ち着いていました。個人的にはこの空気感も含めて居心地が良いなぁと感じました。

月の満ち欠けと星空観測の条件

日没時刻もとうに過ぎて辺りも暗くなり始めると、一斉ににみんな帰っていきます。

しかしながら、最終便が飛んだ後の17END周辺は目立つ明かりもなく「星空観測にちょうど良いのでは? 」と思い、真っ暗になるまで待ってみることに。ただ、満月になりつつある月の光だけが懸念点です。

結論、月明かりを侮るなかれ。月明かりだけなのに、まるで街灯に照らされたかのように影が地面に映っています。星も見えるに見えるのですが、〝郊外かどこかで「今日はいつもより星が見えるね」〟くらいの感覚でした。

よく晴れた日に月明かりのないシチュエーションであれば間違いなく〝満天の星空〟に出会える場所だと今回分かったので、今後は月の満ち欠けも考慮して旅程を立てるのもありかと思いました。(考慮する項目が増えて大変だけど…)

-参考: 満月カレンダー


最後に…、何となくお察しいただけるかもしれませんが、今回初めて17ENDを訪れてみて、この場所にすっかり魅了されてしまいました…!

もし次回があるのなら(こればっか言ってる…)、今度は日中の干潮の時間帯に幻のビーチを拝みながら、飛行機が着陸する瞬間に是非とも居合わせたいと思いました。

何なら下地島空港にフライト利用で降り立って、その足で17ENDに寄ってから観光なりホテルに向かうというプランもいいな! と予定もないのに考えてしまうほどです😌

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