羽田空港 B滑走路すぐ前から飛行機を望める穴場スポット〝HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーション シティ)〟。京浜急行電鉄空港線・東京モノレール〈天空橋〉駅直結、羽田空港 第3ターミナルから1駅という好立地に誕生したばかりの新名所で飛行機撮影してきました!
HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ)..???
〝HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ)〟の存在を知ったとき、THE ショッピングモールなイメージもなかったので、何となく「一般人が入っていいものか? 」と思ってしまいましたが、まっっったく問題ない場所なのでご安心ください🐵
ざっくり言うと、、羽田イノベーションシティとは、〝商業・オフィスなどからなる大規模複合施設〟です。敷地面積は広大で、東京ドーム約1.26個分に該当するそう🙃
先日ご紹介した、羽田エアポートガーデン(名前の雰囲気が似てる…)が、屋内広々施設とすると、羽田イノベーションシティは屋外広々施設と言った感じなので、天候によってそれぞれ違った楽しみ方をチョイスしてもいいかもしれません。
さらには、羽田イノベーションシティは〝to お客様〟+〝to ビジネス〟要素も併せた複合施設となります。
ホテルやレストラン、足湯スカイデッキ、ライブホール〈Zepp Haneda(TOKYO)〉もあれば、研究開発施設、先端医療研究センター、コンベンション施設なども整備、オフィスとしても〝先端〟〝文化〟に携わる様々な企業が集まる場所となっています。
最大の目的は…B滑走路すぐ前からの飛行機撮影!
羽田イノベーションシティを訪れた最大の目的は、、何といっても飛行機! 羽田空港 第3ターミナルから1駅の〈天空橋(京浜急行電鉄空港線, 東京モノレール)〉駅は、羽田空港 B滑走路の最寄駅(そんなものはないけど…)と言って良いほど、B滑走路のすぐ側なのです。
羽田イノベーションシティの目玉の一つとして〝足湯スカイデッキ〟という誰でも無料利用できる足湯施設があります。足湯スカイデッキに設置された自動販売機では、オリジナルの足湯タオルが販売されているので手ぶらでふらっと訪れても気軽に足湯を楽しめます。
無料で利用可能な足湯施設。羽田空港を望むことができ、飛行機を撮影する絶景ポイントです。イベント・撮影にも利用可能です。また、自動販売機にて羽田イノベーションシティ・オリジナルの「足湯タオル」を販売中です。
営業時間:5:30~23:30貸切利用時は入場いただけません。ペットを足湯スカイデッキにお連れ頂くことは構いませんが、足湯へのペットの入場(入湯)はお控えください。足湯スカイデッキでのお食事はご遠慮ください。
FACILITY|HANEDA INNOVATION CITY – 羽田イノベーションシティ
肝心の自動販売機の場所ですが、飛行機に夢中になり過ぎたためか全然気づかず、、。
少し奥まったヒッソリした場所に、飲み物たちと一緒に並んで販売されているようです💦(意識しないと、飲み物かと思ってスルーしてしまいそう、、。)
1枚500円ほどらしいので、今度行ったら購入したい…!!!!
羽田空港 B滑走路から撮影する際の注意点・コツなど
すべての滑走路に言えることですが、滑走路はいつも同じように使用されるわけではないため注意が必要です。理由としては、飛行機が安全に離着陸するためには〈向かい風〉である必要があり、羽田空港のB滑走路[滑走路番号: 04 / 22]も、条件が整わないと離着陸に使われない日もあったりします。
風向きの他にも、天候や時間帯、飛行機がどこから来たのか、どこへ向かうのか、飛行経路に関するルールなど、様々な条件を考慮して運用する滑走路を決めているというから奥が深いです。
そして、滑走路の運用には〈北風運用〉〈南風運用〉があり、羽田空港のB滑走路が使われるのは〈南風運用〉時とされています。
-出典: 羽田空港のこれから|国土交通省
せっかく羽田イノベーションシティに飛行機を見に行っても、飛んでいない日もあるので注意です!
じゃぁどうすれば、B滑走路に飛行機がいるかわかるの?
南風ってことは天気予報とかで確認すればいいのかな?
羽田空港の飛行経路を知るためには、以下のような方法があります。
- 羽田空港飛行コースホームページから運用状況を確認する
- Flightradar24のウェブサイトかアプリから、離着陸している飛行機がいるか確認する
- 航空無線を受信(合法)して、マニアックな視点から総合的に判断する(最近ではネットやアプリで受信機なしでも聞ける方法もあるとか、、! )
まず〈3. 航空無線〜…〉はマニアック過ぎて、滑走路の多い羽田空港では現実的ではないかもなぁと思います💦 例えば目当ての飛行機が「下地島空港の17END(RWY17)に着陸するのか、反対側のRWY35なのかどっち? 」などであれば正確な情報を掴めるので良いみたいです。
そこで、個人的におすすめしたいのが〈1. 羽田空港飛行コースホームページから運用状況を確認〉しつつ〈2. Flightradar24のアプリで確認する〉方法。〝Flightradar24〟とは、現在運航している世界中の飛行機の位置情報をリアルタイムで確認できるサービスです。
Flightradar24は、ウェブサイトでもアプリでも同じように利用することができますが、アプリのほうがMAPアプリのような感覚でサクサク使い勝手が良いです。
Flightradar24 | フライトトラッカー
Flightradar24 AB無料posted withアプリーチ
飛行機や旅好きの方であれば、隙間時間に眺めるだけでもちょっとした世界旅行気分(妄想)を味わえるので楽しいです。(充電の減りは早まるので注意😇)
Flightradar24で飛行機の就航状況を確認したときに、B滑走路にたくさん飛行機が離着陸していれば、羽田イノベーション シティの足湯スカイデッキからも「飛行機を間近で見れる! 」ということになります😊♡
時間で運用が変わることもあるから、
移動に時間がかかる場合はもう運任せになるねー
それから、羽田イノベーションシティから飛行機を見る際、滑走路の目の前という最高の立地は何よりですが、目の前にフェンスがないことによる〝視界を遮られない〟開放感も嬉しすぎるポイントです。
羽田空港の展望デッキの場合、当然、目の前はフェンスで覆われているため、どうしても飛行機との間に隔たりを感じてしまいます。撮影においても、超望遠レンズではなく標準的なレンズを使う場合、不意にレンズがフェンスにぶつかったり、映り込んでしまったり、、、それなりにフェンスに気を遣いながらの撮影になります。
そんなフェンスストレスが全くないのは快適極まりなく、、。しかも飛行機との距離も近いため、超望遠レンズを使用しなくても比較的大きく飛行機を捉えることができます。
さらにさらに、B滑走路は国際線も多く就航しているので様々な国の機材を目にすることもでき「次は何来るかなー? 」というワクワクも相まってあっという間に時間が過ぎてしまいます。
続いて、撮影のコツ、、というか実際撮影[日中の場合]してみて良かった点や反省点をまとめてみます。
- 良かったこと
- F値をF10まで絞ったこと
- 飛行機は全長が長いため、絞り[F値]は最低でもF8以上が望ましいとされる
- 羽田イノベーションシティから撮影する場合、滑走路に対してほぼ垂直な位置関係 → 飛行機を真横に捉えるよりも、斜め前方からなど奥行きあるカットが多くなるため、被写界深度をいつもより深めにとることで、全体をくっきり捉えられたのは良かった。
- (F8だから変になったとかも特になかったけどね💦 ←)
- 反省したこと・今後の課題
- シャッタースピード(SS)をシチュエーションによって変更する余裕がなかった
- 飛行機撮影時のSSは1/1000秒前後を基準にすると良いとされる
- 手ブレを恐れるあまり1/1250秒〜1/1600秒で撮影したものの、ゆっくり〜止まっている飛行機を撮影するときもSS設定がそのままになってしまった(SSが早い分ISOが上がりノイズが乗ってしまう)
- 望遠レンズならまだしも、105mmの焦点距離で撮影するにはSSを欲張り過ぎた気もする…
- ブレを防ぐ最低限のSS目安は1/[焦点距離]秒とされるが、〈速度の速い飛行機〉×〈重い超望遠レンズ〉で撮影する場合は、1/[焦点距離]×4秒程に設定すると安心という声も😊
- (〝ブレて使い物にならない写真〟を量産するなら、多少ノイジーでもピントが合った写真のほうが良しだからまぁいいのかなー…[今後の課題])
- 「なるほど! 」と思ったこと
- 頭上を通過する飛行機を撮影するなら、超望遠レンズよりも標準的なズームレンズのほうが良い場合もある
- 超望遠レンズで撮影していた方が、頭上を通過する飛行機を撮影する際に標準的なズームレンズに持ち替えている場面を何度も目撃した👀(2台持ち羨ましい…)
- コンパクトとはいえ200-300mmほどあるレンズかもしれないけど、頭上を追従するには大きいレンズだけでは不自由なこともあるのかも
実際に撮影してみて、カメラの設定に関しては「コレ! 」という正解はないなぁと切に感じました。目安として色々参考にするのは大いにあり! ですが、撮影に使用するカメラやレンズ、フィルター、好みの仕上がりなどを明確にしながら、自身で良い塩梅を探していくことが重要だと思いました!
例として、今回の私個人の発見を簡単にまとめると、、
少しずつブラッシュアップしていきたいね!
ざっとこのような気持ちを発見したところで惜しくも時間切れとなり、羽田イノベーションシティでの飛行機撮影を終えたのでした。
こんな穴場的撮影スポットも…
〝足湯スカイデッキ〟 とは別に、ちょっとした穴場スポットを発見したのでご紹介!
正面入り口からエスカレータで2階に上がり、足湯スカイデッキに向かう途中で屋根のある場所を通るのですが、そのちょうど左手に滑走路を望めるスポットがあります。
あまり意識せずに歩いていると通り過ぎてしまうような地味な場所ですが、ここも滑走路がかなり近いので運が良ければ[左寄りのコースで着陸する飛行機]を目の前で見ることができます。
視界は足湯スカイデッキのように開かれてはいないものの、少し違ったニュアンスの飛行機写真を撮れる場所だと思うのでおすすめです。
私が訪れたときも、ひとりの方しか撮影していなかったため、横に付いていきなり撮影し始めるのもなんとなく恐縮してしまい、結果遠目で眺めることに。(小心者…)ちょうどそのとき飛行機が目の前に着陸してくれて、めちゃくちゃ大きくて近くて心の中で大興奮していたのでした☺️(小心者)
ご当地グルメも未来型のロボットレストランもあるよ
羽田イノベーションシティには、少し変わった〝イノベーション〟なカフェやレストランも! かくゆう私も〈GURUNAVI FOODHALL WYE 天空橋〉という、全国各地のご当地グルメが楽しめるフードホールで食事をしようと計画していました。
が、飛行機との距離感が思いのほか近いことに嬉しくなり「建物の中でのんびり食事している場合じゃないな! 」→[ご当地グルメ<<<<<<<<飛行機]となり、飛行機の見える物陰のベンチでおにぎりを食べました💦(同じ階にコンビニもあります)
イノベーションというだけあって、レストランもかなり革新的です。なかでも〈AI_SCAPE〉はコックさんもウェイターも全てロボットという驚きの未来型レストラン。前述の〈GURUNAVI FOODHALL WYE 天空橋〉もウエイターはロボットみたいです。
羽田空港が見える! 飛行機も撮れる! 天空橋のホテルに宿泊する
羽田イノベーションシティ内には〈ホテルメトロポリタン 羽田〉と〈京急 EXイン 羽田イノベーションシティ〉という2つのホテルを備えています。
そして、ホテルメトロポリタン 羽田には〝旅のスタイルにあわせて選ぶ13種類の客室〟が用意されています。
スイートルームは全て羽田空港ビュー、ツイン・ダブルルームは〈エアポートサイド〉と〈リバーサイド〉と〈ビュー指定なし客室〉が選べるようになっています。
京急 EXイン 羽田イノベーションシティの場合、〈Type-A〉と〈Type-B〉が用意されていて空港ビューとそうでない部屋をプラン分けしているようです。
現時点における詳しい情報は、公式サイト及びホテルに直接ご確認ください
そして今回RBNTOが宿泊したホテルは、上記の2つのホテルから少し歩いたところに位置する〈京急 EXイン 羽田〉。
京急 EXイン 羽田イノベーションシティと同じくここも〈Type-A〉と〈Type-B〉が用意されていて空港ビューとそうでない客室を分けています。今回は〈Type-A〉プランで予約し、たまたま最上階のお部屋に泊まることができました。
〈京急 EXイン 羽田〉と〈京急 EXイン 羽田イノベーションシティ〉は最寄駅も同じ、名前も似ているのでお間違えのないようお気をつけください。(わたしは間違えてイノベーションシティのほうにチェックインしそうに…😇)
部屋の窓から見ても飛行機は2分おきぐらいに離着陸していて、羽田空港が〝日本一忙しい空港〟というのはその通りだと実感しました。ただ、写真的にはシャッタースピードとISOの兼ね合いで、どうしても飛行機が未確認飛行物体風になってしまうのが悲しい…。(良い撮り方があるのかな…)
宿泊したお部屋の窓のふちが思ったより細く、ミニ三脚が上手く安定しなかったため、こんな感じでホテルのティッシュボックスの上にカメラを固定して撮影しました。
今回に限らず、、困ったときはティッシュボックスを活用することも珍しくないです。(この四角いタイプが便利! )
もちろん毎度お馴染みの忍者レフミニも使用しています。
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羽田イノベーションシティを初めて訪れてみて、、飛行機好きにとって「最高!!!!! 」としか言いようがない場所でした! むしろ飛行機好きじゃない人にもおすすめしたい贅沢な眺望です(目の前にフェンスがないのがすごく嬉しい)
さらには、戦闘機のフライトシュミレーター体験ができる〝LUXURY FLIGHT〟という本格的な施設があったり、羽田イノベーションシティの魅力はまだまだたくさんあります。
ご参考までに、、今回・前回・前々回とご紹介してきた3施設はすべて同日中に訪れています。〈羽田空港 第3ターミナル〉→〈羽田エアポートガーデン〉→〈羽田イノベーションシティ〉の順に所要時間は4時間半弱…(ほぼ休憩なし撮影&歩き通し)。
羽田イノベーションシティについては、時間が許せばあと1時間半ほど滞在したかったこともあり、食事の時間を含めても正味7〜8時間ほどあれば満足度高くコンプリートできるかなと思います😊