羽田空港 第3ターミナルに直結した〝羽田エアポートガーデン〟とは、2つのホテルや展望天然温泉にはじまり、イベントホールに会議室、ショッピングモールにレストランエリア、大規模駐車場もあればバスターミナルまで揃うオールマイティな大型複合施設です。
前回特集した、羽田空港 第3ターミナルとセットで訪れても倍楽しい、江戸情緒と新しさが融合した羽田エアポートガーデンの魅力を探っていきます。
羽田空港 第3ターミナルに直結する好立地! 空港とセットで楽しもう
羽田エアポートガーデンは羽田空港 第3ターミナルおよび〝羽田空港第3ターミナル駅(東京モノレール・京急線)〟に直結していて空港利用時のアクセスも抜群です。
正面入り口は羽田空港 第3ターミナルの〈到着ロビー〉と同じ2階にあります。恐らく方向音痴の気がある私でも、羽田エアポートガーデン公式サイトの写真付きの案内を見ながら向かったところ、すんなり辿り着くことができました。
2023年にオープンしたばかりとあって、とっても綺麗でゆったり広々とした施設です。
空港直結ではあるものの、「空港のお土産売り場でもちょこっと見て回るかー」感覚で行くには遠かったです。(入り口から奥へ奥へと進むため)フライト前に訪れる際は十分時間に余裕を持っておこう😊
羽田空港 第3ターミナルと絶妙にリンクする江戸の世界
今回ほとんど事前情報なしに訪れてみて、、「羽田空港(第3ターミナル)とセットっぽい! 」というのが第一印象でした。羽田空港〈江戸小路〉の世界観を継承しつつも新しさを感じられる施設かなと思います。
羽田空港 第3ターミナルほどのテーマパーク感は出さずとも、〝日本らしさ〟を演出しながらショッピングモールとしての利便性や動線への配慮もあるなーと。
羽田エアポートガーデン商業施設内の1階と2階は吹き抜けとなっていて、とても開放的な空間です。ちなみにショッピングモールに吹き抜けが多いのは、視覚的に広く感じさせることで開放感を高める目的に加え、ほかの階(特に上の階)への視認性や興味を高めることもでき、お客さまの回遊率を上げる効果があるとか🙂
戦略面以外にも自然な空気循環を促すこともできるため、人が多い密閉したショッピングモールのような空間には良いことづくしのようです。(電気代すごそうですが…)
そんな吹き抜けの大空間の中心、1階部分(イベントスペース)を、羽田エアポートガーデンでは〝グランドホワイエ〟と呼びます。
そして、このグランドホワイエには、全長約7mを誇る日本伝統の大きな〝櫓(やぐら)〟が組まれているので一際目を引きます。(…🙂?! 羽田空港 第3ターミナルにも櫓があったような…?!🙃)
この櫓は、イベントステージとして和太鼓などのパフォーマンスをする日もあれば、ときに展示が行われたり、〝撮影スペース〟として一般に開放されることも…!
この日は〝スペシャルフォトスポット〟仕様でセットも組まれており「家族写真、撮影中! 」といった光景も多く目にしました。写真館のセットばり(もしくはそれ以上)の櫓を無料で自由に使えるのはかなりお得だし貴重に感じますね。
羽田空港 第3ターミナルよりも充実したお土産ラインナップ
ショッピングモール2階にある〝羽田参道〟は、海外の方向けに〝日本らしい〟お土産や雑貨を集めた通りになっています。衣料雑貨やお菓子、化粧品類、キャラクター雑貨〈しろたんフレンズパーク〉など、取り扱う商品はバラエティに富んでいます。週末でしたが、この通りは比較的空いていました。(時間帯かな、、? )
羽田参道を抜けると〝TAX FREE SHOP〟に辿り着きます。ショップ名からして外国人観光客向けのショップですが、広々とした店内に並ぶお土産の数は「羽田空港 第3ターミナルよりも充実している?!」と思います。特にジブリやポケモン、ドラえもんなどキャラクターグッズがたくさん並んでいました。
そもそも羽田エアポートガーデン自体が〝日本の文化・伝統・技術・味を発信する店舗〟を集結させているので日本らしいお土産を手に入れるには十分すぎる品揃えです。
また、羽田エアポートガーデンでしか手に入らない限定品もあるようなので、チェックしてみても面白いかもしれないです😊
食事難民にならずにすむ?! レストラン&フードコート
ショッピングモール1階には、日本各地のグルメが軒を連ねるレストランとフードコートエリア〝Haneda Food Selection〟があります。
〈カレーは日本の国民食(ゴーゴーカレー)〉や、名古屋の老舗〈みそかつ 矢場とん〉など、親しみやすいお店も多いので、ここに来ればとりあえず食事難民にはならずにすむかも。
フロアガイドで探す|羽田エアポートガーデン
ショッピングモールの他には何があるの?
イベント会場〝ベルサール羽田空港〟
羽田エアポートガーデンにはイベント会場も併設しているので、空港利用ではない方も多く訪れます。この日は、BTSのVRイベントが行われていたようで1階 グランドホワイエがかなり賑わいをみせていました。
大規模駐車場と大型バスターミナルも完備
この日は朝からひたすら歩き回って少し疲れてしまい、ベンチを求め辿り着いた場所が〝羽田エアポートガーデン バスターミナル〟の待合スペースでした。1階 レストランエリア〈カレーは日本の国民食〉の横道を進んだところに位置する、明るい日差しが差し込むバスターミナルです。
ちょうど迷い込んだ時間帯はほとんど人がいない状況でしたが、羽田空港の24時間国際拠点空港化に伴い今後も段階的にバスターミナルを拡充していくそうです。
▲空港直結の大規模駐車場も完備されています
羽田エアポートガーデンの2つのホテルと展望天然温泉とは?
羽田エアポートガーデン内には〈ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港〉と〈ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港〉という2つのグレードのホテルを備えています。2つのホテルの客室数は合計1717室と、エアポートホテルとしては日本最大規模とのこと。
展望天然温泉〝泉天空の湯〟は羽田空港(第3ターミナル)直結の温泉施設として開業。上記の2つのホテル宿泊者はもちろん、空港利用者、空港利用なしの方でも手ぶら日帰り温泉として利用できます。
ガラス張りの展望天然温泉からは富士山が見える日もあるとか! サウナや岩盤浴、あかすりのほか、お食事処〝泉天空〟でグルメも堪能できます。24時間営業なので深夜便や早朝便を利用する際にも使えそうです。
キャスター付きのスーツケースなどは持ち込み禁止とのこと。2階 おもてなしセンターまたはコインロッカー(有料)に予め預けてから行く必要あり。
今回、羽田エアポートガーデンの魅力についてとことん掘り下げてみて、、〝羽田空港 24時間運用の国際ハブ空港化に伴うインバウンド需要〟に対する取り組み、力の入れようが「ここまでか! 」と感心するほかないです。
日本を訪れてくれる外国の方々のファーストインプレッション、「日本ってワクワクするなぁ! 」と感じてもらえたら嬉しいな。個人的には、温泉利用なしなら羽田空港 第3ターミナルとセットで訪れるのがおすすめです😊(もし、2回に分けて交通費を倍かけるとかなら少しもったいない気も…💦 ←本音)
それから、日本人でも日常生活の中でここまで〝日本っぽさ〟に触れる機会は少ないかと思うので、とても刺激になるし程よく運動にもなるので一石二鳥三鳥に楽しめるかもと思いました。