ゆる可愛い昔ながらの遊園地! 別府ラクテンチのレトロな世界観と絶景に癒される

ゆる可愛い昔ながらの遊園地! 別府ラクテンチのレトロな世界観と絶景に癒される Travel
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昭和4年(1929年)にオープンした〝別府ラクテンチ〟は、創業100周年を目前に控えた老舗遊園地。まるでタイムスリップしたようなレトロな温かみと、現代まで大切に手入れされてきた輝きを同時に感じられる現役の遊園地です。

「これぞ真のレトロ! 」な雰囲気と心地よいゆるさが堪らない、生粋のレトロ好きさんに強くおすすめしたい〝別府ラクテンチ〟。日本唯一という、アクロバティックな動きで魅せる〝二重式観覧車〟も体験してきました。

別府ラクテンチ – Beppu Rakutenchi

〒874-0000 大分県別府市流川通り18丁目

別府ラクテンチ

別府ラクテンチとの突然の出会い

[観覧車目線…]ちょうど正面の直線道路を走行中のはなし

大分旅の道中、別府市街から車を走らせていると、、突如〝お花のステッキのような謎の物体〟が山の上に突き刺さっている光景を目にしました。「え!! あれ何? 観覧車、、じゃない、、。オブジェ…? タワー?(タワー多くない?! )」

すぐにその物体が何なのか認識できずに山を凝視し続けていると、次に現れたのは、山肌に浮かび上がる〝ラ ク テ ン チ〟の文字。謎が多すぎて訳わからないまま、その日は宿へ。

その後も〝ラ ク テ ン チ〟が頭から離れず調べてみると、創業100年近い老舗の遊園地だと判明! 特殊な動きをするという〝二重式観覧車〟にも心を奪われ、急遽翌朝〝別府ラクテンチ〟を訪れたのでした。

30度の急勾配! ラッピングも可愛いケーブルカー

まず、別府ラクテンチには2つのゲートがあるのですが、ケーブルカー乗り場は〈メインゲート(ケーブル下駅)〉にしかないのでご注意を。山の上の〈乙原(おとばる)ゲート〉からは車椅子の方なども入場できます。

各ゲートへのアクセスについては、アクセス|別府ラクテンチに写真付きで詳しく案内されていました。

それと、もうひとつ気をつけたい点として、別府ラクテンチの電話番号でカーナビ設定をすると、ケーブルカー乗り場ではない〈乙原ゲート〉に向かってしまうらしいので、下記マップコードで設定すると安心かなと思います。

● 目的地:「ラクテンチ下駅」または「別府市原町15」に設定してお越しください。
※電話番号での設定は乙原ゲートになりますのでご注意ください。
マップコード: 46 373 527*31

-出典: メインゲート(ケーブル下駅)からご入園の場合|別府ラクテンチ

ちなみに〈乙原ゲート〉のマップコードは【 46 372 359*36 】とのこと。

別府ラクテンチに到着すると可愛いお城のゲートが出迎えてくれます。 レトロな外観ですが、現役の遊園地だけあって綺麗なので古さを感じさせません。 ケーブルカーも同様に、素朴な味わいを残しつつ綺麗にメンテナンスされていて、とにかく愛らしいのです。

ケーブルカーの勾配は30度。 日本一の急勾配が31度18分(高尾山ケーブルカー)なので、日本トップクラスの急勾配ということ…。 下るときの迫力もひとしおです。

[上り]線路の延長線上に観覧車が!
[下り]上りのケーブルカーとすれ違います

日本唯一の二重式観覧車: フラワーかんらん車

以前〈マツコの知らない世界〉でも紹介されたという、別府ラクテンチ(以下、ラクテンチ)名物の〝フラワーかんらん車〟。

なんと、日本で唯一の二重式観覧車は、小さい観覧車が〈自転(小回り)〉しながら両端の2つの観覧車ごと〈公転(大回り)〉* もするという、摩訶不思議でアクロバティックな動きをしてしまうから驚きです!!!

*: 観覧車の中心部分に対して〈公転(大回り)〉する

さらに驚きの事実として、この観覧車はもともと20年前に閉園した〈宝塚ファミリーランド〉にあった観覧車を半分に解体して移設したものだそうです。…半分ということは、もともと十字に小観覧車が4つ付いていたということ。そして、そのもう半分は現在ミャンマーの遊園地にあるというから、もはや驚きしかない観覧車なのです。

-出典: 観覧車の世界|TBSテレビ: マツコの知らない世界

-出典: みっけちゃん™️【公式】💙💛🤟🏳️‍🌈大阪府枚方市PR大使@mikkeichi|X(Twitter):

たぶんちょうど真横に回転した状態

それにしても、直線道路の延長線上の山の上のあの場所にこの観覧車を設置したラクテンチには、圧倒的なセンスを感じる…。もともと見晴らしの良い開かれた場所に設置されているため、観覧車でさらに上まで行くことで別府を抜群に広く見渡すことができます。

たぶん、、このあたりから下を見下ろしている
たぶん、このあたり…

ただ、観覧車が〈公転〉するときに「ガクン!!! 」と少し大きめに揺れるので、人によっては怖いと感じるかもしれないのでご注意を! (15分ほど乗るので怖いとつらい)逆に、高所好きや好奇心強めな方にとっては、とーーーってもワクワクする体験だと思うので是非に😊

▲今回の観覧車からの撮影でも忍者レフを使用しました

レトロ風とは一線を画する乗りものの世界観

どうしても、顔に見える

ラクテンチには「昔のおもちゃをそのまま大きくして遊具にした??? 」かのようなモチーフがたくさんあります。素朴でどこか味わい深くて何だかほっこりする…そんなレトロな世界観がとても心地よいです。

実のところ、〝レトロ風とは一線を画する絶妙なバランス感と愛らしさ〟が、今回「ラクテンチに行ってみたい! 」と思った理由のひとつでもあります😊 しかも、ただレトロなだけでなく綺麗に保たれている点もポイント高いです。

この色使い…😌
このゾウさんの顔が好きすぎて何枚も撮ってしまった
君の表情も、、
君も好き…

ラクテンチ名物: あひるの競走

ケーブルカーを降りて、観覧車を横目に少し足を進めるとすぐに〝あひるの競走〟ブースが現れます。アヒルちゃんたちが可愛かったので思わず側に寄っていくと、、気さくなアヒル使いのおじちゃんがゆったりしたトーンで声をかけてくれました。

もともとやるつもりはなかったのに、何だか楽しそうだったのでレースを予想してみることにしました。

気になるレースは「徒競走」「障害物競走」「パン食い競走」の3種類。どれになるかはお楽しみに♪
1レース150円

-出典: あひるの競走・ふれあいどうぶつランド|別府ラクテンチ

結論、、「ラクテンチに行ったら、あひるの競走やるべし! 」です。旅の思い出になること間違いなし。休憩中まったりしていたアヒルさんたちですが、レースとなると〝勝負スイッチ〟が入るようで、そのオン↔︎オフ具合が堪らなく可愛い。短い時間ですが白熱するので楽しいです。

想像より速くてかっこいい

レースの予想が的中すると景品がもらえます。景品は時期によって変わるそうで、わたしが訪れたときは数種類のアヒルのおもちゃの中から欲しいものを選びました。(後ほど写真貼るね)

可愛い動物や鳥たちにも出会えるよ

[カピバラ]さん

ラクテンチには可愛い動物や鳥さんたちも…♡ ご紹介しきれなかったかわい子さんたちのカットは後日ギャラリーとして公開予定…!

[テナガザル]柵の前に立ったら「ちょうだい」されてちょっと申し訳ない気持ちに…
ディスプレイかわいい
[ロバ]ロロくん、大人しくゆっくりと近づいてきてくれた🥰
ロロたん、またね
[ベニイロフラミンゴ]もはやアートの域

長さ150メートルの大吊り橋から別府を一望できる

ただレトロなだけじゃない。〝別府を一望できる立地〟もラクテンチの強みのひとつ。 約150mの長さを誇る大吊り橋からは別府湾や別府の街並みまで一望できます。

正直なところ、、「創業100年近い遊園地の大吊り橋…🙃」と一瞬頭をよぎりましたが、ラクテンチに大吊り橋が登場したのは2004年のこと。実際に渡ってみた感想として、吊り橋はピンと張っていてそんなに揺れないし歩くところに隙間もないので安定感と安心感があります。

別府タワーは遠目で見るほうがカッコよく感じるなー

もし、、「150mも渡り切るのはちょっと、、😖」という方は、奥の温泉側からよりも、手前の観覧車側からチラッと数メートルでも進んで戻る…というものおすすめです。どちらかというと観覧車側の方が、遮るものが少なく街の景色にも近くて開けている印象でした。

何より、建物や乗り物のガラス等、遮るものなくダイレクトにクリアに別府を広く見渡せるというのが爽快でした。


別府観光というと、温泉や地獄めぐりなど、、比較的渋めなイメージがありましたが、ラクテンチは小さなお子様連れでも大人だけでも、みんなで楽しく過ごせる場所だなと感じました。(夏場は子供プールもやっているとか…)

それから、規模がそれほど大きいわけでもないので、2時間ほどの滞在でも十分に堪能できました。特に、日本唯一という二重式観覧車は、絶景だけでなく自分の中の色々がいろいろ覆されて刺激ももらえて初めて尽くしの良い体験となりました。

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