昭和4年(1929年)開園の〝別府ラクテンチ〟は、まもなく創業100年を迎える老舗遊園地。まるでタイムスリップしたかのような、ゆる可愛いレトロな温もりと、ほのぼのとした穏やかな空気感に癒されます。ここでしか乗れない、ユニークな動きで魅せる〝二重式観覧車〟も体験してきました。
▲別府といえば! 時間がなくても地獄めぐりを充実させるには…?
別府ラクテンチとの突然の出会い

大分旅の道中、車を走らせていると、山の上に〝お花のステッキ〟のような謎の物体が突き刺さっているのを発見…!
次に目に飛び込んできたのは、山肌に浮かぶ〝ラ ク テ ン チ〟の文字。ますます謎は深まり、その日は正体がわからぬまま宿へ。
よくよく調べてみると、そこは創業100年近い老舗遊園地で、日本唯一の〝二重式観覧車〟があると判明! しかも、普通の観覧車とは違い、特殊な動きをするらしく…、好奇心を抑えきれずに翌朝さっそく向かうことにしました。

こういう旅の成り行きみたいなのもいいね♡
30度の急勾配! ラッピングも可愛いケーブルカー

別府ラクテンチには2つのゲートがありますが、ケーブルカー乗り場があるのは〈メインゲート(ケーブル下駅)〉のみなのでご注意を。山の上の〈乙原(おとばる)ゲート〉は、車椅子の方などが利用しやすい入口になっています。

各ゲートへのアクセスについては、アクセス|別府ラクテンチに写真付きで詳しく案内されているよ。
また、カーナビでラクテンチの電話番号を設定すると、ケーブルカー乗り場ではなく〈乙原ゲート〉へ案内されてしまうことがあるそうです。確実にメインゲートへ行くには、下記のマップコードを設定すると安心です。
● 目的地:「ラクテンチ下駅」または「別府市原町15」に設定してお越しください。
-出典: メインゲート(ケーブル下駅)からご入園の場合|別府ラクテンチ
※電話番号での設定は乙原ゲートになりますのでご注意ください。
マップコード: 46 373 527*31

ちなみに〈乙原ゲート〉のマップコードは【 46 372 359*36 】だよ。

別府ラクテンチに到着すると、可愛らしいお城のゲートが出迎えてくれます。レトロな雰囲気を持ちながらも、しっかり手入れされていて清潔感があり、古さを感じさせません。ケーブルカーもまた、素朴な味わいを残しつつ美しくメンテナンスされていて、とても愛らしいのです。

ケーブルカーの勾配は30度。 日本一の急勾配が31度18分(高尾山ケーブルカー)なので、日本トップクラスの急勾配ということ…。 下るときの迫力もひとしおです。


日本唯一の二重式観覧車: フラワーかんらん車

〈マツコの知らない世界〉でも紹介された、別府ラクテンチ(以下、ラクテンチ)の名物〝フラワーかんらん車〟。
なんと、日本で唯一の二重式観覧車は、小観覧車が〈自転(小回り)〉しながら、全体が〈公転(大回り)〉* するという、摩訶不思議でアクロバティックな動きをします。
*: 観覧車の中心部分に対して〈公転(大回り)〉する
さらに驚きなのが、この観覧車は20年前に閉園した《宝塚ファミリーランド》のものを半分に解体して移設したものだということ。
もともとは十字型で小観覧車が4つ付いており、残りの半分は現在ミャンマーの遊園地にあるとか…!
-出典: 観覧車の世界|TBSテレビ: マツコの知らない世界
-出典: みっけちゃん™️【公式】💙💛🤟🏳️🌈大阪府枚方市PR大使@mikkeichi|X(Twitter):

それにしても、直線道路の延長線上の山の上のあの場所にこの観覧車を設置したラクテンチには、圧倒的なセンスを感じずにはいられません…。もともと見晴らしの良い開かれた場所に設置されているため、さらに観覧車で上昇すると、別府の景色を一望できる贅沢な眺めが広がります。


ただ、観覧車が〈公転〉するときに「ガクン!!! 」と少し大きめに揺れるので、人によっては怖いと感じる可能性も💦(乗車時間は約15分)逆に、高いところが好きな方や好奇心旺盛な方には、刺激的でたまらないワクワク体験になりそうです😊
▲今回の観覧車からの撮影でも忍者レフミニを使用しました

ゆるさと可愛さが絶妙! レトロな世界観に癒される

ラクテンチには、「まるで昔のおもちゃがそのまま遊具になった!? 」と思うような、素朴で愛らしいデザインの乗りものがたくさん。どこか懐かしくて、ほっこりした温かみに包まれる空間は、歩いているだけでも癒されます。

実のところ、〝レトロ風とは一線を画する絶妙なバランスと愛らしさ〟が、今回「ラクテンチに行ってみたい! 」と思った理由のひとつでもあります😊 しかも、ただレトロなだけでなく綺麗に保たれている点もポイント高いです。



ラクテンチ名物: あひるの競走

ケーブルカーを降りて少し進むと、すぐに〝あひるの競走〟のブースが目に入ります。アヒルたちの可愛さに思わず近寄ると、のんびりとした口調のアヒル使いのおじちゃんが声をかけてくれました。

特にやるつもりはなかったのですが、何だか楽しそうな雰囲気に引き込まれ、試しにレースを予想してみることに。
気になるレースは「徒競走」「障害物競走」「パン食い競走」の3種類。どれになるかはお楽しみに♪
-出典: あひるの競走・ふれあいどうぶつランド|別府ラクテンチ
1レース150円


結論、「ラクテンチに行ったら、あひるの競走やるべし! 」です。旅の思い出になること間違いなし。休憩中まったーりとしていたアヒルさんたちですが、レースとなると〝勝負スイッチ〟が入るようで、そのオン↔︎オフのギャップが最高に可愛くて目が離せません。短い時間ですがかなり白熱するので楽しいです。
レースの予想が的中すると景品がもらえ、わたしが訪れたときは、数種類のアヒルのおもちゃから好きなものを選べました。
可愛い動物や鳥たちにも出会えるよ

ラクテンチには可愛い動物や鳥さんたちもたくさんいます♡ この可愛さを文章で伝えるのは難しいので…写真をどうぞ🐵 ここに載せきれなかった子たちにも、機会があればぜひ会いに行ってみてくださいね。





長さ150メートルの大吊り橋から別府を一望できる

ラクテンチはレトロな遊園地でありながら、別府の街並みや別府湾を一望できる絶好のロケーションも魅力のひとつ。中でも約150mの長さを誇る大吊り橋は、建物や乗り物のようにガラスに隔たれることもなく、ダイレクトに爽快な眺めを楽しむことができます。

正直なところ、「創業100年近い遊園地の大吊り橋…🙃 」と少し不安もありましたが、ラクテンチに大吊橋が登場したのは2004年のこと。実際に渡ってみると、しっかりと張られていて揺れも少なく、安定感がありました。

もし「150mはちょっと長いかも…😖 」と感じる方は、奥の温泉側ではなく、観覧車側から少し進んで戻るのも◎。どちらかというと観覧車側のほうが開けた景色を楽しめるので、気楽に絶景を満喫できるかと思います。

別府観光といえば温泉や地獄めぐりなど、どちらかというと渋いイメージが強かったのですが、ラクテンチは小さな子ども連れでも、大人同士でも、それぞれの楽しみ方ができる場所だなと思いました。(夏場は子供プールもやっているとか…)
規模もほどよく、2時間ほどの滞在でも十分に満喫。特に、日本唯一の二重式観覧車は絶景だけでなく、新鮮な驚きとユニークな刺激をもらえて、初めて尽くしの特別な体験となりました。




